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セレック(被せ物・詰め物の審美的修復)|自由が丘の歯医者(歯科)なら石持デンタルオフィス

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セレック(被せ物・詰め物の審美的修復)

セレックとの出会い

今から20年ほど前、歯をコンピューターで作る機械があるのを知りあるメーカーに見に行ったことがありました。
大学卒業後、歯の修復を専門にしていた医局に残っていたこともあり、そんな夢のような機械があるのかと心躍らせながら見学に行ったのでした。
しかし、当時のその機械は歯をスキャンする精度も低く、修復物の削り出しの技術も煩雑で臨床に使うレベルからほど遠かったので、これは私の生きている間はまず無理だなとがっかりしそのメーカーを後にしたのを今でも覚えています。

それから15〜6年が経ちある時、ドイツのシロナ社(シーメンスの医療系の社名)の方から是非当社のCAD/CAMの機械を体験して欲しいと話しがあり、汐留のオフィスに見に行きました。
以前の経験があったので期待もせず、他の診療用チェアでも一緒に見ようというつもりで行きました。
その時、お試し用模型で実際にスキャン、デザイン、ミリング(削り出し)、焼成という一連の作業を一時間ほどで体験したのですが、初めの5分ほどで私の目はキラキラと輝き目の前で進んでいく精度の高い、システム化された作業に釘づけとなっていました。
1時間後に出来上がったものを模型に合わせた時の感動は私の歯科の仕事の中でもトップ3に入ります!
生きている間にこのようなシステムを見ることができたことに驚くとともに、昨今の科学技術の進歩に感銘を受けたのです。

セレックの特徴

セレックの特徴は大きく2つです。

  • 技工士が作らない分、スピート感を持って出来る
  • 変形無く再現して、精度の高い修復物が出来る

当院でのセレック治療は最短で当日、来院している患者さんの概ねは翌日に白い歯をセットして帰られる方が多いです。
スピード感が早い上に、システムを使って修復物を作ることが出来るので、安定した修復物をセットする事ができます。

セレックのメリット

第一のメリット:セレック 驚きのイノベーション

昨今の技術革新が目覚ましいのは皆さまご存知の通りですが、歯科の世界でも驚くようなイノベーションが起こりました!それがCAD/CAMシステムによる歯の治療法です。当院では前述のシロナ社のセレックシステムを採用しています。

治療法として何がイノベーションなのでしょうか?まず、インレーやクラウンといった歯に被せる修復物を歯科医院で全て完結していること。今までは技工士さんのところに外注していたものが、コンピューターの中に画像として取り込み、デザインし、削り出し、高温で焼成し仕上げます。すべての操作が1医院で完了するのです。画像取り込みのスキャナーとデザインするソフトの入ったPC、焼き上げるファーネスという高性能機器を揃えます。そのため今まで完成まで一週間とか10日という日数を待っていましたが、ほぼ次の日に、もしくは前もって計画していれば当日にセットすることも可能です。今までセットまでの間、噛んで痛かったり気になったり、患者さんにとってみるとかなりストレスのかかる期間でしたがこれがなくなります。これは今までの歯科の治療の中では仕事の内容の変わる、患者さんにとってかなりメリットのある革新<イノベーション>です。

第二のメリット:データは直接画像!そこにデザインできることで適合のいいものができる

通常歯の型は粘土のような材料でとっていますが、この方法は常に変形の危険にさらされています。型取りの材料の変形、模型の変形、鋳造の変形、、、それに、ヒューマンエラーも加わります。しかし、セレックでは歯の形をスキャナーで3DプリンターのようにPC上に三次元データとして写し取ります。PCの中にあなたの歯が変形なくそのまま再現されるのです!このデータ上に直接作りたいものをデザインします。ですから歯にピッタリ合うものが作れます。PCソフトはエラーなく指示通りに作ってきます。治したものがまた虫歯になるのは嫌ですよね!適合がいいことでこの危険をより回避できるのです。このことは第1のメリットに劣らぬセレックのアドバンテージになります。

第三のメリット:セレックは前歯も作成出来ます。

セレックによる前歯の治療も可能になってきています。形態の修正等も何度でもできるので容易に短時間で作製できます。ひとつ難点があるとすれば色調の難しいケースではシェーデイングといわれる色つけが難しく、この時は外注して技工士に仕上げてもらうことがあります。

セレックのデメリット

  • ポーセレン(セラミックス、瀬戸物の歯)やプラスチックという材料が対象で金属材料には対応していない。
    →技術的問題ではなく材料のコストの面によるものです。
  • 今のところインレー(部分的な修復物)とクラウンのみ製作可能。
    →実際にはブリッジも作製可能ですが臨床で長く使っていくにはもう少しデータの蓄積が必要と考えています。
  • 前歯の作製が難しいことがある。
    →スキャンと色の調整の問題です。これも近いうちに解決しそうです。
  • PCなのでときどきフリーズすることがある
    →皆様も遭遇するPC等の機器の問題点ですね。これは改善されることを願います。(フリーズすると、“お願い、今はやめて”という感じになりますが、滅多にありませんのでご安心を)

上記の4点がデメリットです。しかし、テクノロジーの開発は目覚ましく、これらのデメリットも早い時期に解決されることを願っています。

セレックを行う方の特徴

銀歯が目立つのが嫌だ

当院に来られる方は、こういった悩みをお持ちの患者さんが多くいらっしゃいます。
セレックは、遅くとも翌日にはセットできますので、銀歯が嫌だと感じる時間を、限りなく短くすることが出来ます。

結婚式が近いからきれいにしたい

結婚式などは、人生の大きな門出ですよね。大事な結婚式にとびっきりの笑顔で迎えたい。
そういったかたには、ご要望によっては当日セットも行っておりますので、お気軽にご相談下さい。

クリーニングやホワイトニングをやったら他の歯も白くしたい

クリーニングやホワイトニングを行うと、歯がキレイになります。そうすると、他の歯が白くしたいと思われる方が多いようです。

セレック治療で対応可能な補綴物

詰め物(インレー)

セレック治療では、白い詰め物を作成することが出来ます。
銀歯やコンポジットレジン(樹脂)という選択肢が一般的でしたが、
セレックシステムを導入することで、セラミック素材での詰め物の作成がすぐに作成できることにより、治療後の選択肢が広がりました。
審美的に気になるので、のちのち白い詰め物に変えようと思っていた方には、セレックシステムは朗報と言えます。

被せ物(クラウン)

大きくむし歯を削ったり、根管治療などをしたときに被せ物をしますが、
セレックシステムの導入で、装着までの期間が圧倒的に短縮できるようになりました。

通常、完成した被せ物を装着するまでには、1週間から10日間が一般的ですが、最速即日、即日でなくとも2回の来院で白い被せ物を装着することが出来ます。

セレックブリッジ

ご案内の通り、昨今の技術革新によりCAD/CAMシステムで入れ歯も作られるようになってきている中、
ブリッジも当然製作対象となります。まだ、長いブリッジは適応外ですが、徐々にそれも可能になってきます。

当院のセレックもブリッジ製作可能な機械になります。
クラウンやインレーに比べると注意ポイントが増えますが、適応症例では適合のいいものがすぐに作製できます。現時点での弱点は、材料の強度です。

ブリッジは歯のないところを補う修復法なので強度が必要となってきますが、
ポーセレンやプラスチックの内部に金属やジルコニアなどの補強を入れられないため強い力にまだ弱いところがあります。

しかし、セレックソフトのアップグレードも進んでいるのでこれからさらに適応症例も広がり大きなブリッジも作製可能になると考えております。

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