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歯周病(歯槽膿漏)とは?|自由が丘の歯医者(歯科)なら石持デンタルオフィス

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歯周病(歯槽膿漏)とは?

歯周病(歯槽膿漏)とは?

歯周病(歯槽膿漏)とは?

歯周病は進行性がある病気で、細菌によって炎症を引き起こします。

その進行度合いは「ステージ1〜ステージ4」で表わされ、進行すると炎症だけでなく、歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かしていきます。

そうすると歯肉の退縮や歯の動揺が起こり、最後には抜歯を余儀なくされてしまう、歯を失う原因の第一位の病気です。

歯周病(歯槽膿漏)とは?

歯周病の特徴は、「痛みを伴わないので気付きにくい」ことです。
そのことから、サイレントディジーズ(静かなる病気)と呼ばれており、気がついたときにはかなり進行している状態の患者様が多いです。

また、全身疾患との関連性が数多く報告されており、口腔内だけの問題ではなく、糖尿病やアルツハイマーなど全身との関連性があるため、歯周病治療、歯周病予防を行うことは何よりも重要になります。

当院では糖尿病に罹患している方の口腔内を拝見すると、歯周病に罹患しているケースがかなり多く、糖尿病患者様への歯周病治療にも力を入れています。

糖尿病の方はぜひ糖尿病患者に対する歯周病治療もお読み下さい。

歯周病の主な原因

歯周病の主な原因

歯周病の主な原因は、口腔内に常時住んでいる細菌が、不十分なブラッシングや砂糖の摂取によりプラーク(歯垢)を作り出します。プラークは嫌気性菌と呼ばれており、空気に触れない場所でよく繁殖する菌なので、歯周ポケット(歯と歯茎の隙間)で増殖していきます。

プラークを放置しているとやがてネバネバした物質を形成し、細菌をバリアのように覆い始めます。これをバイオフィルムと呼び、歯肉に炎症を起こしたり、歯を支える骨を溶かしていく原因となります。こうなると、ブラッシングだけでは取り除くことが困難になります。

バイオフィルムが放置されることで、唾液中のカルシウムが沈着し、歯石となります。歯石の表面はザラザラしているので、その表面にプラークが付きバイオフィルムを形成するという悪循環に陥っていきます。

つまり、歯周病の主な原因はプラークであり、このプラークをコントロールしていくことが歯周病治療や歯周病を予防する上での基礎となります。

歯周病を進行させる因子

最も重要な因子は、皆様の免疫力と歯周病を悪化させる細菌を持っているかどうかです。
免疫力とは、歯茎の持っている歯周病原因菌を抑える力です。この力が強ければ細菌に対して抵抗するので骨は溶けづらくなります。逆に免疫力が弱ければ歯周病の進行は速くなります。

最近になり、歯周病を悪化させる細菌は突き止められてきました。レッドコンプレックスやオレンジコンプレックスと言われる細菌群でこれらの細菌を多く持っている方はより歯周病が進行しやすいです。(これらの細菌は歯周病原因菌検査で調べることができます。)

また、歯周病を進行させる因子は免疫力・細菌以外にも存在します。

  • 歯ぎしり、食いしばり
  • 適合していない補綴物(被せものや入れ歯など)
  • 生活習慣(食事・適度な運動など)
  • 喫煙
  • ストレス
  • 全身疾患(糖尿病、骨粗鬆症、ホルモン異常)

歯周病のチェックリスト

歯周病は気付きにくい病気です。歯周病を疑ったら、まずは下記のチェックリストに当てはめてみてください。

  • 歯磨きして寝たのに、朝起きたら口がネバネバする
  • 歯磨きしたら血が出る
  • 口臭が気になる
  • 歯肉がかゆい、ムズムズする、痛みを感じる
  • 歯肉が赤く腫れぼったい
  • 食事が噛みにくい
  • 歯がぐらつく
  • 歯が長くなった、歯肉が下がった気がする
  • 前歯が前に出てきた、歯と歯の間に隙間ができて食べ物が挟まりやすい

上記に当てはまるものがありましたら、歯周病の可能性があります。複数該当するものがあれば、早めに受診するように心がけましょう。

歯周病の進行とその状態

歯周病は、プラーク(バイオフィルム/歯垢)の中に棲んでいる細菌が原因で、炎症を起こし結果的に歯を支える骨を溶かす病気です。分類はがんのステージ分類に似ていてステージ1からステージ4に分かれます。

歯肉炎とは?(ステージ1)

歯肉炎

歯肉に炎症が起こり、歯と歯肉の間に2〜3mm程度隙間ができる状態です。ブラッシングをすると出血します。この状態ではまだ、歯を支える骨は溶かされていない状態です。

軽度歯周炎(ステージ2)

軽度歯周炎

歯肉が炎症を起こしており、腫れがあります。ブラッシングしたら血が出るなどの症状がありますが多くは痛みを伴いません。

歯周ポケットは3mmまでと深くないですが、歯周ポケットの中では細菌の棲家(バイオフィルム)が作られます。

中等度歯周炎(ステージ3)

中等度歯周炎

軽度よりも骨が溶かされてしまい、歯周ポケットが4〜6mm程度まで深くなります。歯肉が下がった、歯の隙間が気になる、歯の隙間に食べ物が詰まりやすいなど、見た目にもわかるような症状が出ます。

重度歯周炎(ステージ4)

歯肉炎

重度まで進行すると、膿が出てきたり、歯がぐらついて噛めなくなる、歯が抜けてしまったなど顕著な症状が現れます。歯周ポケットには7mm以上の深さがあります。歯があったとしても、残せない可能性があります。

歯周病の検査

プロービング(保険診療)

プロービングと呼ばれる、歯周ポケットの深さを図る診査や歯の出血度合い、歯の動揺度合いなどを診査していきます。

レントゲン撮影

レントゲン撮影にて口腔内の撮影を行います。
歯の状態や歯槽骨の状態を可視化し、進行度合いやその他のリスクを把握するために大切な診査になります。

歯周病原因菌検査(自由診療)

歯周ポケット内の細菌を採取し、リアルタイムPCR法という検査を行います。この検査はまだ骨の溶けていない方にこそ受けていただきたい検査です。

歯周病の治療

歯周基本治療

歯周病の初期治療になります。歯周病の原因を取り除くことが目的です。歯垢・歯石の除去、歯根面の潤沢化、歯がぐらついている場合は噛み合わせの調整を行います。

また、患者様にはプラークコントロールを正しく行なっていただくためにブラッシング指導を行い、セルフケアの質を高めることで、細菌源に侵されないための環境を維持していただきます。

デブライドメント

デブライトメントとは、歯石の除去などの歯周ポケット内の環境を改善していきます。

スケーラーと呼ばれる器具を使用し、環境の改善をしながら、パーフェクトペリオ水と呼ばれる歯周治療で使われる水を使い、お口の中をきれいな土壌に整えていきます。ポケットの中のインフェクションコントロールを行なっていきます。

歯周外科治療

歯周基本治療で改善が見られなかった場合には、外科的治療にて歯周ポケットの深さを減少させていきます。歯肉に隠れた部分の歯垢や歯石を取り除くことが目的です。

歯周組織再生療法

失われてしまった歯周組織を再生させるために行うのが歯周組織再生療法です。エムドゲインやリグロスと呼ばれる薬剤を回復させるために作った場所の中に入れることで、失われた組織を誘導し、再生させていきます。

歯周病でお困りになられたらご相談下さい。

歯周病は国民病と言っても過言ではありません。歯周病は気が付きにくい上に、進行すると歯を失ってしまう病気です。また、細菌では全身疾患との関係性も報告されており、医科歯科連携が求められる時代になりました。

当院では歯周病を積極的に行っており、歯周病でお悩みの方や糖尿病治療の一環として歯科治療を行う方のQOLに貢献したいと考えています。

歯周病でお困りの方は、お気軽にご相談ください、きっとお役に立てると思います。

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