2012年12月16日開催の東京医療センター地域連携室主催のWeb研修に参加しました!
演題 「新型コロナウイルス感染症のこれまでとこれから」
演者 東京医療センター総合内科・感染症内科 森伸晃医長
オミクロン株の拡がってきた昨今にはタイムリーな講演会でした。
要点を記述しておきます。
1)COVID-19流行を振り返って
・世界的には4ヶ月周期で流行がある。2ヶ月で流行、2ヶ月で収束。
・東京医療センターでは今まで1000名のコロナ患者に対応してきた。現在は屋外に医療コンテナを設置して発熱外来として対応している。
2)わかってきたこと
・糖尿病、妊娠後期は重症化しやすい。
・コロナ感染後2〜6週後まで突然重症化することがある。
・感染初期にステロイドを使用してはいけない。(ウイルス増殖による症状の悪化、血糖値の上昇を懸念)
・後遺症(long-COVID)は、女性・重症者が多い。(コロナ患者は男性の方が多い。)
3)まとめ
・病態や感染経路などが明らかになり、ワクチンや治療薬などが使用できるようになってきた。
4)Q&A
Q:今後の感染予防のために歯科医師がやるべきことは?
A:換気、ワクチン、目の保護(エアロゾル)、アルコール消毒の徹底。
感染が少し落ち着いてきたところだからこそ基本的な感染予防の徹底を怠ら
ないことが重要のようです。