こんにちは。石持デンタルオフィスです。 本日は、保護者の方からいただいたご質問にお答えさせていただきます! Q1: 仕上げみがきは何歳までしたらいいでしょうか? A: 一般的に、12歳頃までが推奨されています。12歳までというと長く感じるかもしれませんが、乳歯と永久歯が混在する時期は、大きさが違う歯が混在するため段差ができやすく歯が磨きにくい状態です。本来、大人でも歯をきれいに…
虫歯に関して注意すべき時期があります。少し参考にしてその時期を逃さずに子育てしたいものです。 マイナス1歳の時期お口の中の予防知識のアップデートと実践:これは生まれてくる子供のために。 3歳まで養育者の口腔内がキレイであること(きちんと予防コントロールされている)と甘い物のコントロールがされている。甘い物の嗜好も3歳までで決まってくるのでなるべく砂糖入り物は注意して与えましょう。 …
日本医学会総会の業者さんの展示はとても面白いものに出会えます。 今回はオリンパスのブースで、CT画像から3D立体画像を浮き上がらせる機器を ソニーと開発したものを見つけてきました。 1本の歯牙も拡大して立体的に見えるのでかなり詳細に携帯を把握できる機器です。 すぐ見ていわゆる歯の根の治療に役立つと感じましたが、画像の調整で軟組織も再現できるようなので 口腔内でも色々な活用が可能なように感…
4年に一度の日本医学会総会に参加してきました。 前回は中部大会だったので、名古屋でしたが、今回は東京大会なのでふらっと参加できました。 今回の大会は、テクノロジーのさらなる発展のため工学系の医療応用のセクションが目立ちましたが、腸内細菌や腸と各臓器との連関の講演など興味を持って受講しました!金土はオンラインで参加、日曜日に現地に行ってみました。 医科歯科連携のお話は残念ながらあまり進展し…
東北大学大学院歯学研究科の高橋信博教授の研究グループが 令和元年5月に口腔内細菌の1つであるビフィズス菌(ビフィドバクテリウム菌)が、健全者よりも重度の小児う蝕患者から多く検出されたことにより、 ビフィズス菌のう蝕誘発機序に関する論文が「Ftontiers in Microbioloby」にオンライン掲載されました。 歯科の世界では、う蝕原性細菌としてミュータンス菌とラシトバシラス菌が認知さ…
う蝕(虫歯)について(う蝕に関する因子は6つ) パート3 3)3つの環境因子に関して 歯磨きの状態 フッ化物等の予防処置 砂糖などの摂取 この3つの項目が虫歯に関しての環境因子ですol この3つの環境因子は生まれてから幼児期に身につく要素が多いので、本人より養育者の知識や行動の影響を強く受けます。口腔内の予防は“マイナス1歳から”と言われています。そして、幼少期をいい環境…
「お口の中の病気」 う蝕(虫歯)について(う蝕に関する因子は6つ) パート2 2)3歳までに譲渡される微生物に関して いろいろなところで述べていますが、地球上の多くの生き物が微生物と共生関係にあります。そのため、いかに次の世代に自分の持っている微生物を継承するかという問題は種の永続に必要となります。多くの微生物が宿主である大きな生き物にとって必要不可欠ですが、時としてある特殊環境下…
スタッフブログ DH岡野 待ちに待ったDH研修でご活躍の藤森直子先生の研修会が始まりました!日々進化している歯科に関する知識や技術をアップデートしていくための月1回1年に渡る充実した研修会です。 藤森直子先生は、歯科衛生士として臨床を行う傍ら、多数のセミナーインストラクターや国際衛生士会議アジア初メンバーとして活躍されている日米両方でDH資格を持つ歯科衛生士です。良いご…
1)2つの遺伝因子に関して さて、口腔内の疾患について考察してみましょう! まずは、う蝕(虫歯)についてです。う蝕は、歯が溶けて穴があき進行すると神経が死ぬ(壊死する)疾患です。う蝕の発生に関する因子は遺伝因子が2つ、微生物因子が1つ、環境因子が3つあります。この6つの因子が複雑に関連しあってう蝕ができてしまいます。う蝕抑制にはその6つの因子の関係を知ることが重要になります。 遺伝因子は…
健康な状態と病気になる状態があります。この2つの状態はどのような因子の差で生じているのでしょうか? 人の健康の状態(未病)と病気の状態は、簡単に言うと以下の3つの因子で決定されると言っていいでしょう。 遺伝子 受け継いだ微生物 環境 遺伝子とは言わずと知れた両親からもらった遺伝情報。この情報をもとにわたしたちの形態学的、組織学的、病理学的、生理学的、免疫学的側面…